点形別国際点字辞典




{100-000}
用法 用例

欧米語一般/英語

 英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語・オランダ語・スウェーデン語・アイスランド語・ポーランド語・チェコ語・ハンガリー語・ラトビア語・トルコ語・ベトナム語・エスペラントにおいて、アルファベット"a"(大文字環境では"A")を表す。
 [*] フランス語・イタリア語の"à"、スペイン語・ポルトガル語の"á"は{123-056}で表す。
 [*] フランス語・ポルトガル語・ベトナム語の"â"、アイスランド語・チェコ語の"á"、スウェーデン語の"å"、ポーランド語の"ą"、ラトビア語の"ā"は{100-006}で表す。
 [*] ドイツ語・スウェーデン語の"ä"、ポルトガル語の"ã"、ベトナム語の"ă"、アイスランド語の"æ"は{003-450}で表す。
 [*] ハンガリー語の"á"は{000-400}で表す。
 [*] ドイツ語の複文字"au"・"äu"は、それぞれ{100-006}{003-400}で表す。

●・ ●● ・● ●● ●・ ●・ 
・・ ・● ●・ ・・ ・・ ●・ 
・・ ●・ ・・ ●・ ・・ ●・ 
animal

数詞

 フランス語・ロシア語を除く大部分の言語において、数字"1"を表す。
 [*] 下がり数字としては、数字"1"は{020-000}で表す。
 [*] フランス語(カナダケベック州を除く)では、数字"1"は{100-006}で表す。
 [*] ロシア語では、数字"1"は数符を用いずに{020-000}で表す。

(用例省略)

ドイツ語

 グレード2略字として略語"aber"(大文字環境では"Aber"、または"ABER")を表す。

●● ・・ ・● ・・ ●・ ・・ ●● 
●● ・・ ●● ・・ ・・ ・・ ●・ 
●● ・・ ●● ・・ ・・ ・・ ●・ 
es ist aber so

北米点字コード(NABCC)

 ASCIIコード41h("A")、または61h("a")に対応する。

(用例省略)

ロシア語

 ロシア語・セルビア語において、キリル文字"а"(アー・a。大文字環境では"А")を表す。

●・ ●・ ・● ●・ ●・ 
・・ ・・ ●● ・・ ●● 
・・ ●・ ●・ ・● ●・ 
актёр(俳優)

ギリシア語

 ギリシア文字"α"(アルファ・a。大文字環境では"Α")を表す。
 [*] 複文字"αι"・"αυ"は、それぞれ{120-006}{100-006}で表す。

●・ ●・ ●・ ●・ ・● 
・・ ・● ●● ・・ ●・ 
・・ ・・ ●・ ・・ ●・ 
αερας(風)

アラビア語

 アラビア文字"ا"(アリフ・無子音)を表す。

●・ ●・ ・● ・・ ●● 
・・ ・● ●・ ●● ・・ 
・・ ・・ ●・ ・・ ●・ 
اِسْم(名前)

ヘブライ語

 ヘブライ文字"א"(アレフ・無子音)を表す。

●・ ●● ●● 
・・ ・● ・・ 
・・ ・・ ●・ 
אדם(人)

インド・バラティー点字

 単独の音節を成す短母音[a]を表す。
 ヒンディー語ではデーヴァナーガリー文字「अ」を表す。
 ベンガル語ではベンガル文字「অ」を表す。
 パンジャブ語ではグルムキー文字「ਅ」を表す。
 グジャラート語ではグジャラート文字「અ」を表す。
 オリヤー語ではオリヤー文字「ଅ」を表す。
 タミル語ではタミル文字「அ」を表す。
 テルグ語ではテルグ文字「అ」を表す。
 カナラ語ではカナラ文字「ಅ」を表す。
 マラヤラム語ではマラヤラム文字「അ」を表す。
 [*] 長母音[a:]は{003-450}で表す。

(用例省略)

タイ語

 タイ文字の母音符号"ะ"(ア・a/短音化)を表す。

(用例省略)

日本標準点字

 日本標準点字、および漢点字・6点漢字テキストの漢字を表さない部分において、かな文字「あ/ア」を表す。
 他のア行の文字と同様に、{XX0-X00}の部分で無子音であることを表す。
 {10X-0XX}の部分で母音"a"を含む文字であることを表し、{XX0-X06}"k"・{XX0-X56}"s"・{XX3-X50}"t"・{XX3-X00}"n"・{XX3-X06}"h"・{XX3-X56}"m"・{XX0-X50}"r"と合一して、それぞれ「か」({100-006})・「さ」({100-056})・「た」({103-050})・「な」({103-000})・「は」({103-006})・「ま」({103-056})・「ら」({100-050})を表す。

●・ ●● 
・・ ●● 
・・ ●● 

韓国語

 ハングルの末子音「ㄱ」(キヨク・k)を表す。
 他の末子音と協同して、「ㄱ」を含む複終声を表す。
 他の文字に先行して、協同して「그」(keu)を含む略語を表す。
 [*] 頭子音の「ㄱ」は、右寄せして{000-400}で表す。

(用例省略)

中国語(大陸方式)

 母音部に後続して、声調が1声であることを表す。

●● ●・ ●・ ●・ ●● ・・ 
●● ・・ ・・ ●● ・・ ●・ 
●・ ●● ・・ ・・ ・● ●・ 
出現

中国語(台湾方式)

 頭子音「ㄓ」(zh)を表す。
 母音部に後続して、声調が軽声であることを表す。

●・ ●● ・・ ●・ ・● ・・ 
・・ ・・ ・● ・● ・・ ・● 
・・ ・● ・・ ・・ ・● ・・ 
照相(写真を撮る)

(凡例)

 左欄では、このページで用法・用例を解説する点形を表示しています。この点形の各点をクリックすると、その点が実点の場合は虚点に、虚点の場合は実点にその点を転換した点形の点字を解説するページが表示されます。
 中欄(用法欄)では、左欄で示された点形の各言語・分野での用法を解説しています。この欄では点形を"{123-456}"の形式で表記し、"1"〜"6"はその点が実点であること、"0"はその点が虚点であること、"X"はその点が実点・虚点の両方の可能性があることを表しています。その文字列をクリックすると、その点形の点字を解説するページが表示されます("X"は"0"とみなします)。
 右欄(用例欄)では、中欄で示された各用法の実例を例示しています。このページで解説している点形の点字は赤く表示されます。その他の点字をクリックすると、その点形の点字を解説するページが表示されます。


BACK